管理人の手術体験談(手術前)です。管理人は脊髄髄内腫瘍の頸髄の5番目(C5)の上衣腫です。
総合病院へ行く機会があり、たまたま頚椎(首)のヘルニアの検査をお願いした所、MRI検査を受ける。
C5(頚椎の5番目)の位置の脊髄の中に影が写っている。現時点では何であるか判断できないので、もう一度造影剤を使って詳しく検査したい。
首のMRI(造影剤あり)。
検査結果の説明。リンデロン1日4錠31日間。炎症を抑える薬と説明される。投薬をして1ヶ月間経過観察。
リンデロン1日4錠8日(薬を使い切ったから)。
首のMRI(造影剤あり)。腫瘍発見から1ヶ月の経過観察。
検査結果の説明。投薬治療により腫瘍の縮小が見られない。
投薬をせずに1ヶ月間様子を見る。もし病状の悪化、腫瘍の拡大となれば手術を検討する。
ただし、手術により首から下の麻痺のリスクが非常に大きい。
今後の治療は脳神経外科が行うと言われ、脳神経外科の外来受診の予約を取る。
脳神経外科の先生とは初対面なのに、病名と手術についての説明書と同意書を渡され、入院の手続きを取ろうとされたため、あわててセカンド・オピニオンをしたい事を伝え、MRIのフィルムを借りる。
セカンド・オピニオン(耳鼻咽喉科で手術をした病院)。
首のMRI(造影剤あり) 。
セカンド・オピニオン。
セカンドオピニオン(ここで手術を依頼し、すぐに入院手続きを取る)。
大阪市立大学医学部附属病院の手術を希望する事を伝え、MRIのフィルムの貸出しと紹介状を書いてもらう。
外出中により、実家へ大阪市立大学医学部附属病院から入院予定日の連絡が入る。
10時までに病棟に入る。入院時のオリエンテーションを受け、6人部屋に案内され、窓際のベットとなる。
問診、採血(静・動脈)、視力測定、眼底検査、感覚テスト、膀胱検査、レントゲン(頭、首、胸部)
出血時間検査(耳たぶを切る)、たん取り(シャーレ)、心電図、脊髄髄液採取(6ml)、その後歩行困難となる。 車イスで隣の大学の医学部へ行き、MEGテスト。
高見先生の説明。現在の考えられるものとして、①良性腫瘍、②炎症、③脱髄(神経の皮膜が破れているもの)がある。手術は非常にリスクを背負うため、原因特定に追加検査が必要。放射線の機械が2月に入替えのため、現在の機械で放射線の位置確認をする。
芝本先生の説明。激しい腰痛(歩行困難)に関して、脊髄も原因の可能性が十分に高い。腰椎の硬膜外ブロック注射については当院にペインクリニックがなく診察はできるが、対処療法(座薬、錠剤の痛み止め)を続け、脊髄からの治療を優先する。
採血、MRI(首)造影剤あり。
神経内科を受診するが、神経内科の管轄ではないと言われる。検査終了後、外泊許可にて帰宅。
帰宅中。
帰院予定時刻の午後9時までに戻る。
採血、MRI(腰)造影剤あり。
核医学検査(シンチ)の注射、放射線の型取り。
高見先生の説明。放射線の機械の入替えは放射線部分ではなく制御装置なので、段取りよく進めるために、型取りをしておく。
呼吸機能検査。夕方、突然右目が充血と痛み出し、眼科病棟で診察してもらう。点眼薬2種類をもらうが痛みが治まらず。就寝前、核医学検査用の下剤を服用。
深夜、強烈な腹痛で目が覚める。前日の下剤により腹痛から腰痛まで引き起こし、一歩も歩けなくなり痛み止めを服用するが、車イスで過ごす。
核医学検査(シンチ)。リハビリで筋力測定。階段の上りは右足で、下りは左足からとアドバイスを受ける。
検査終了後、外泊許可にて帰宅。
帰院予定時刻の午後9時までに戻る。
検査も何もなし。
リハビリ。両足に1kgの重りを付けて、平行棒を握りながら横歩き(カニ歩き)をする。
看護師から1月7日の手術予定であると聞く。
検査も何もなし。
サイクロンPET検査。リハビリ。前回と同じ内容と、エアロバイク。看護師から手術の準備品について説明。
リハビリ。問診、握力テスト、前回と同じ内容。芝本先生により、手術用ストッキングの採寸。
大畑先生(執刀医)から親族と共に手術の説明を受ける。説明終了後、外泊許可にて帰宅。
帰宅中。