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脊髄腫瘍(2013年)は脊髄腫瘍(2005年)のリニューアルサイトです

管理人の画像


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脊髄髄内腫瘍のMRI画像(手術前)

場所:頸髄の5番目(C5)
腫瘍:上衣腫(ependymoma)
大きさ:縦1cm×横1cm
その他:脊髄髄内腫瘍に伴う脊髄空洞症の併発は無し


脊髄髄内腫瘍のMRI画像(手術後)

手術先:大阪市立大学医学部附属病院の脳神経外科
医師:大畑建治先生と高見俊宏先生
摘出:全摘出
手術日:2003年1月7日
手術時間:閉鎖循環式全身麻酔11時間50分
その他:脊髄髄内腫瘍の摘出腔が空洞になっていますが、
これ以上は縮小しないようです。

     

脊髄髄内腫瘍のCT画像(手術後)

撮影日:2010年1月15日
問題点:2か所
①チタンプレートが真ん中で折れている
②スクリュー(ねじ)とチタンプレートが外れている

おそれく手術後の割と早い段階で、折れたり外れたりした様子ですがそうなった原因は不明
折れたり外れたりしていても、きちんと人工骨の上に自分の骨が再生しているので問題は無いし、手術も必要ではないそうです


脊髄髄内腫瘍のCT画像(手術後)

撮影日:2010年1月15日
よく見ればチタンプレートが折れているのが分かります。
(左側の上から2番目)


脊髄髄内腫瘍の椎弓形成術

術式:完全還納式椎弓形成術
椎弓切除+ハイドロキシアパタイト+チタンプレート
大阪市立大学医学部附属病院の脳神経外科のオリジナル技法
後方到達法、頸椎椎弓拡大形成術、脊柱管拡大術
椎弓形成術の範囲:頸椎の2番目~6番目の5椎間分

人工骨(ハイドロキシアパタイト):
AB-13(アパセラム骨補填材)8個
固定用内副子:
F2-a-1(TiMeshチタンミニプレート)8個
F1-a(セルフドリリングスクリュー)21本
F1-a(TiMeshチタン丸皿頭レスキューネジ)2本
人工硬膜:ゴアテックス


脊髄髄内腫瘍の椎弓形成術

椎弓形成術の手順(図の下側:患者の胸側で、図の上側:背中側)
※手順の解説のために、管理人が色を塗りました

①ピンク色の矢印の2ヶ所で、頸椎椎弓を一旦完全に切除して、脊髄髄内腫瘍を摘出
②頸椎椎弓を戻す時、水色の人工骨(ハイドロキシアパタイト)をはさみ、ピンク色のチタンプレートで押さえ、その上から黒色のスクリュー(ねじ)で固定


脊髄髄内腫瘍の腫瘍増殖能(Ki-67 Index)報告書

病理診断:Ependymoma(上衣腫)
Ki-67 Index:1%未満(良性)


脊髄髄内腫瘍の手術創(手術痕)

手術創:約40針近く
縫合:医療用ホッチキス(スキンステープラー)
その他:実際の手術創はもっと長くて髪の毛で隠れています